オンラインカジノの違法！？実際にあった”逮捕事例”から徹底解説！
オンラインカジノは、海外で金融ライセンスを取得して運営されることが一般的です。そのためライセンスを持っているオンラインカジノを、日本からプレイすることは違法ではありません。
違法ではない理由
- 日本の法律対象外
- そもそも日本にはオンラインカジノの法律がまだない
- 政府機関公認のライセンスで合法的に運営している
この記事ではプレイヤーの逮捕事例（賭博罪）と合わせて、オンラインカジノの法律的側面を見ていきます。
ただし条件を満たさないと違法になりうるケースもあるので、合わせて解説します。
インターネットカジノは違法ギャンブル！オンラインカジノとは大違い！逮捕されると懲役3年！ | オンカジ！
オンラインカジノが違法ではない理由
オンラインカジノが違法ではない理由は、2つあります。
日本にはオンラインカジノを取り締まる法律がまだできていないので、そもそも合法・違法という概念がありません。
そしてオンラインカジノは、海外で政府機関公認の金融ライセンスを取得しています。そのため法律に則って、合法的にカジノを運営しています。
＊すべてのオンラインカジノが公式ライセンスを取得していると断定はできないので、ライセンスがない場合は違法取り締まりを受ける可能性があります。
オンラインカジノと賭博法の関係性
日本の賭博罪は、主に3種類あります。
- 単純賭博罪：賭博をした（50万円以下の罰金または科料）
- 常習賭博罪：賭博が常習化（3年以下の懲役）
- 賭博場開帳等図利罪：賭博を提供した（3ヵ月以上5年以下の懲役）
刑事責任は主に提供側に課せられるので、罰則も重くなっています。
それではオンラインカジノ関係の、逮捕事例や事件と合わせて見ていきます。
国内初のプレイヤー逮捕と不起訴事例
2016年3月に国内初で、オンラインカジノのプレーヤーが逮捕されました。
イギリスに拠点を置く「スマートライブカジノ」を、3名のプレイヤーが日本からインターネット経由で利用した経緯です。
結果は2名が略式起訴で、1名が不起訴でした。略式起訴とは、刑事裁判を行わずに罰金だけ払う簡易的な手続きです。
賭博罪を専門に扱う、津田岳宏弁護士はブログで以下の見解を示しています。
- 単純賭博罪は非常に微罪である
- 刑事責任のメインは胴元にあり、プレイヤーが負うものではない
- ライセンスを取得した合法な胴元（運営会社）を処罰することはできない
- オンラインカジノプレイヤーが対象の事例は、国内唯一であり不起訴
- https://ameblo.jp/gamblelaw/entry-12235518621.html
本当に裁判したら無罪になりそうだから、略式にしたのではと捉えることもできます。そして逮捕は必ずしも有罪ではない、ということを再認識させる内容です。
4630万円誤送金事件について
山口県阿武町から誤って振り込まれた新型コロナの給付金4630万円を、オンラインカジノに使ったとして逮捕された事件がありました。
今回は「電子計算機使用詐欺罪」であり、誤送金と認識しながらも虚偽や不正の内容を申告したことが逮捕の原因です。
つまり賭博罪で取り締られてはいないので、オンラインカジノの利用が違法と断定できる内容ではありません。
オンラインカジノが違法になるケース
海外にライセンスのあるオンラインカジノを、日本からプレイすることは違法ではないです。
ただし公式ライセンスを取得していなかったり、カジノの実態が国内にある場合は違法になる可能性があります。
カジノがライセンスを持っていない
オンラインカジノがライセンスを持っていない場合、法律が適用されていないことになります。
そのためいくら日本の法律は対象外としても、法的責任を問われた時に反論が難しくなります。
日本国内で運営されている
オンラインカジノが国内で運営されていると判断された場合、賭博罪の対象になり得ます。
- サーバーが国内にある（ライセンスは海外でも）
- 国内店舗でインターネットカジノができる（インカジ）
賭博を提供すると、賭博場開帳等図利罪（3ヵ月以上5年以下の懲役）になります。
まとめ（カジノ法案と今後の展望）
現在の日本の賭博法では、刑事責任は主に胴元が負います。そのためオンラインカジノの運営企業が海外で金融ライセンスを持っていれば、日本からプレイしても問題ないです。
2016年12月にカジノ法案（統合型リゾート整備推進法案）が成立して、日本もカジノ解禁に向けて動いています。
オンラインカジノの法整備はこれからですが、個人的には合法の方向性になると思っています。
合法にすれば税金も取れますし、ライセンスのないオンラインカジノを利用して、トラブルに巻き込まれるプレイヤーが増えるリスクを減らせるからです。
オンラインカジノの取得ライセンスは、公式サイトで公開されています。また日本語カスタマーサポートが用意されていて、チャットやメールで問い合わせも可能です。
不安な方はライセンスを確認してから、遊んでみてください。
